Frond WEFT 1.0.1 — 説明書
日本語版です。 English
1. WEFT とは
WEFT は、音をのばしている間も音色が動き続けるシンセです。
自分の音の断片を読み直します。WEAVE(織り込み)は、いま弾いたフレーズを、弾いた順に、のばしている音の中に織り込みます。
MOD で設定がひとりでに動き、DRAG 8 BARS(8 小節をドラッグ)で、最後に弾いた 8 小節を 24bit の WAV として DAW へ持っていけます。
2. 最初の 5 分

- WEFT を開きます。
- Logic Pro:ソフトウェア音源のトラックを作り、AU Instruments > Frond Grid > Frond WEFT を選びます。
- Ableton Live:Plug-Ins > VST3 > Frond Grid > Frond WEFT。
- アプリケーションの中の単体アプリ Frond WEFT でも使えます。
- プリセット Woven Lines を選びます。 上のプリセットの名前(10)を押して一覧から選ぶか、< と > で切り替えます。
- 和音を押さえます。 円(1)が、いま聞こえている音を描きます。押さえている間も、音色が動き続けます。
- 短いフレーズを弾いてから、音をひとつ押さえます。 いま弾いたフレーズが、弾いた順に、押さえた音の中に戻ってきます(WEAVE)。
- DRAG 8 BARS(4)をオーディオトラックへドラッグします。 最後に弾いた 8 小節が WAV で置かれます。Ableton では、オーディオトラックか何もない所へ落としてください。MIDI トラックへ落とすと、Ableton が音を MIDI の音符に変えます。
パソコンのキーボードでも弾けます:A W S E D F T G Y H U J K O L P ;(Z / X でオクターブを変えます)。DAW では、先に WEFT を一度クリックしてください。
3. 画面の地図

| 番号 | 名前 | すること |
|---|---|---|
| 1 | ORBIT(音の絵) | いま聞こえている音の絵です。線をつかんで引っぱると音が曲がり(左右で明るさ、上下で動きの深さ)、離すと戻ります。 |
| 2 | 表示の切り替え(ORBIT・LOCK・DOTS・BREATH・INK) | 絵の描き方が 5 通りあります。見た目だけで、音は変わりません。 |
| 3 | PACE と LINK | PACE(速さ)は絵の動きの速さです。LINK(つなぐ)をオンにすると、PACE で音の動きの速さも、半分から 2 倍まで変わります。 |
| 4 | 鍵盤と DRAG 8 BARS | 鍵盤を押すと鳴ります。DRAG 8 BARS(8 小節をドラッグ)で、弾いた音をトラックへ持っていけます。 |
| 5 | CHARACTER(音色)と SHAPE(音量の形) | CHARACTER:CORE・OCTAVE・FINE・HOLLOW・ROUND。SHAPE:HOLD・BLOOM・DECAY。 |
| 6 | FREEZE・KEEP・NEW | FREEZE(止める)は質感をその場で止めます。KEEP(保つ)は離した音を鳴らし続けます。NEW(新しく)は新しい音を作ります。 |
| 7 | 大きな数字 | MOTION・FRAGMENTS・WEAVE・TONE・SPACE・DRIFT。 |
| 8 | MORE(ほかの設定) | 12 の設定があります。もう一度押すと戻ります。 |
| 9 | MOD(ひとりでに動く設定) | ひとりでに動く設定のページです。もう一度押すと戻ります。 |
| 10 | プリセットと上の帯 | < > とプリセットの名前(プリセット 39、Save preset)、A / B(2 つの設定を比べる)、UNDO / REDO(元に戻す・やり直す)、...(窓の大きさと配色)。 |
4. 操作
大きな数字(7)
| 名前 | すること |
|---|---|
| MOTION(動き) | のばしている間に、音色がどれだけ動くか。 |
| FRAGMENTS(断片) | 0 はそのままの音。上げるほど、断片を多く読み直します。 |
| WEAVE(織り込み) | いま弾いたフレーズ(直前の 8 音)を、弾いた順に、協和する音程だけで、のばしている音の中に織り込みます。聞くには、短いフレーズを弾いてから音をひとつ押さえます。 |
| TONE(音色の明るさ) | 暗く、または明るく。 |
| SPACE(響き) | 部屋の響き。 |
| DRIFT(ゆらぎ) | 音ごとの小さな違い。 |
大きな数字の使い方:
| すること | 結果 |
|---|---|
| 左右にドラッグ | 値が変わります。 |
| Shift を押したままドラッグ | もっと細かく変わります。 |
| 目盛りの上をクリック | そこへ飛びます(そのままドラッグすると指に付いてきます)。 |
| ダブルクリック | 初めの値に戻ります。 |
| スクロール | 少しずつ変わります(Shift でもっと細かく)。 |
MOD で動いている設定は、いまの位置が目盛りの上の細い線で出ます。
MORE(8)

| 名前 | すること |
|---|---|
| SPEED(速さ) | 音色の動きの速さ。 |
| GRAIN(粒の長さ) | 断片の長さ。 |
| WANDER(さまよい) | 読む位置がどれだけずれるか。 |
| DECAY(減衰) | SHAPE が DECAY のときの、消えるまでの長さ。 |
| RELEASE(余韻) | 鍵盤を離したあと、どれだけ鳴るか。 |
| TOUCH(タッチ) | 弾く強さで、音量と明るさがどれだけ変わるか。 |
| WIDTH(広がり) | 左右の広がり。 |
| OUTPUT(出力) | 出力の大きさ。 |
| SYNC(同期) | WEAVE を DAW のテンポに合わせます:FREE・1/4・1/8・1/16・1/8T。 |
| WIND(風) | 音色と織り込みが、ゆっくりひとりでに動きます。 |
| WEAR(すり減り) | テープの揺れ、やわらかいひずみ、こもった高音。 |
| AIR(空気) | 高い音をやさしく持ち上げます。小さなスピーカーでも聞こえやすくなります。0 で元の音色です。 |
ボタン(6・8・9)
| ボタン | すること |
|---|---|
| FREEZE(止める) | 断片の位置を止めて、その場の質感をくり返します。 |
| KEEP(保つ) | 離した音を鳴らし続けます(ラッチ)。もう一度押すと止まります。 |
| NEW(新しく) | おだやかな範囲で新しい音を作ります。UNDO で前の音に戻ります。 |
| MORE(ほかの設定) | 12 の設定を開きます。 |
| MOD(ひとりでに動く設定) | MOD のページを開きます。 |
CHARACTER と SHAPE(5)
- CHARACTER(音色):CORE・OCTAVE・FINE・HOLLOW・ROUND(ベース向けのすっきりした音)。
- SHAPE(音量の形):HOLD(保つ)・BLOOM(ゆっくり立ち上がる)・DECAY(消えていく)。
- 音色を 2 つ重ねる: CHARACTER の一覧で、2 つ目の名前を Shift を押したままクリックします。輪郭だけの表示(B)になります。B の量は、MOD の CHARACTER の行の深さです。もう一度 Shift を押したまま B をクリックすると、1 つに戻ります。2 つの名前の下の赤い線は、いまそれぞれがどれだけ鳴っているかです。
ORBIT・表示・PACE・LINK(1・2・3)
| 表示 | 描き方 |
|---|---|
| ORBIT | 線そのもの。基本の表示です。 |
| LOCK | 一番低い音の高さに合わせて描くので、のばした音はほとんど止まって見えます。 |
| DOTS | 線のかわりに細かい粒で描きます。 |
| BREATH | 形がゆっくり回り、音量に合わせて息をします。 |
| INK | 速く動く所は細く、とどまる所は太く、筆のように描きます。 |
- PACE(速さ):赤い三角を右へドラッグすると速く、左で遅くなります。ダブルクリックで SLOW に戻ります。PACE だけでは、絵だけが変わります。
- LINK(つなぐ):オンにすると、PACE で音の動きの速さも、半分から 2 倍まで変わります。オフにすると、いつもの速さに戻ります。
MOD:ひとりでに動く設定(9)

| 番号 | 名前 | すること |
|---|---|---|
| 1 | 名前 | 動かせる 11 の設定:MOTION・SPEED・TONE・FRAGMENTS・WEAVE・GRAIN・WANDER・DRIFT・WIDTH・SPACE・WEAR。 |
| 2 | 形 | 押すたびに次へ:OFF・SINE・TRIANGLE・RANDOM STEP・RANDOM GLIDE。 |
| 3 | 速さ | 動く速さ。左右にドラッグします(Shift で細かく)。ダブルクリックで初めの値に戻ります。 |
| 4 | 深さ | 動く大きさ。左右にドラッグします。ダブルクリックで 0 に戻ります。 |
| 5 | いまの動き | いまの位置(赤)。 |
| 6 | NEW MOD(新しい組み合わせ) | 動きを新しく組み合わせます。音そのものの設定は変わりません。UNDO で前の組み合わせに戻ります。 |
| 7 | CLEAR(全部止める) | すべての動きを止めます。 |
| 8 | AMOUNT(全体の量) | すべての動きの大きさを、まとめて変えます。 |
| 9 | CHARACTER の行 | 音色そのものを動かします:OFF・BLEND・SINE・CYCLE・RANDOM STEP・RANDOM GLIDE。 |
どの設定も、それぞれの範囲の外へは出ません。変わるときは、なめらかにつながるので、プチッと鳴りません。
キーと近道
| キー | すること |
|---|---|
| A W S E D F T G Y H U J K O L P ; | パソコンのキーボードで演奏します(W E T Y U O P は黒鍵)。 |
| Z / X | オクターブを下げる・上げる。 |
| Cmd+Z / Shift+Cmd+Z(Windows は Ctrl+Z / Shift+Ctrl+Z) | 元に戻す・やり直す。 |
| Shift を押したままドラッグ | 大きな数字、MOD の速さと深さを細かく。 |
| Shift を押したままクリック | 2 つ目の音色(B)を選ぶ・外す。 |
| ダブルクリック | 初めの値(大きな数字・MOD・PACE)。 |
MIDI:モジュレーションホイールで MOTION、チャンネルプレッシャーで TONE が増えます。ピッチベンドとサステインペダルが使えます。
5. DAW へ持っていく
- DRAG 8 BARS(8 小節をドラッグ): 押したまま、トラックかデスクトップへドラッグします。最後に弾いた 8 小節(DAW のテンポと拍子で数えます)が、24bit の WAV で置かれます。
- 8 小節より短く弾いたときは、弾いた分が置かれます。
- 同じファイルが、ミュージック > Frond Grid > weft takes にも残ります。
- まだ何も弾いていないときは、ボタンが PLAY FIRST(先に弾いて)になります。8 小節が長すぎるときは 40S LIMIT になります。
- プロジェクトの中: WEFT の設定は DAW のプロジェクトの中に保存され、開くと戻ります。
- 自分のプリセット: プリセットの名前を押して、Save preset を選びます。
- 書き出し: 書き出した音は、聞いていた音と同じです。MOD と WIND は、曲の位置に合わせて動きます。
6. 困ったとき
| 起きること | すること |
|---|---|
| Return キーを押したら、KEEP(などのボタン)がひとりでに切り替わった | WEFT のボタンを押したあとで Return を押すと、そのボタンがもう一度押されます。ボタンをもう一度押すか、Cmd+Z(Windows は Ctrl+Z)で戻してください。DAW で Return を使う前(Logic では頭に戻る操作です)は、先に WEFT の窓の外をクリックしてください。1.0.2 で直します。 |
| Ableton で DRAG 8 BARS が MIDI の音符になった | MIDI トラックへ落としています。オーディオトラックか、何もない所へ落としてください。 |
| 窓が画面からはみ出す | 窓の上の帯をつかんで動かすか、右上の ... で小さい大きさを選んでください。画面に収まらない大きさは、薄く表示されて選べません。 |
| DAW の一覧に WEFT が出ない | DAW を起動し直すか、プラグインを探し直してください。それでも出ないときは、Mac を再起動してください。 |
| WEAVE が聞こえない | WEAVE を上げて、短いフレーズを弾いてから、音をひとつ押さえてください。 |
| パソコンのキーで鳴らない | DAW では、先に WEFT を一度クリックしてください。 |
| DRAG 8 BARS が PLAY FIRST になる | まだ何も弾いていません。弾いてから押してください。 |
| 単体アプリの音の設定が初めに戻った | 設定のファイルが壊れていたので、初めの設定で開きました。前のファイルは、名前の後ろに .damaged を付けて、同じ場所に残っています。 |
7. ファイルの場所とアンインストール
WEFT が入れるファイル、自分のプリセットや録音の場所、アンインストールのしかた(Mac と Windows):frondgrid.com/ja/support/#uninstall-weft
8. 動作環境
- Mac: macOS 12 以降(Apple シリコン・Intel)。Audio Unit・VST3・単体アプリ。Logic Pro と Ableton Live で確かめています。
- Windows: 64 ビット版 Windows 10 / 11(x64)。VST3・単体アプリ。
- 1 回の購入で、Mac 版と Windows 版の両方を使えます。
9. 使用許諾・返金・連絡先・プライバシー
- 使用許諾: WEFT の使用には Frond Grid 使用許諾契約が適用されます(インストーラーで表示します。インストール後は /Library/Application Support/Frond Grid/WEFT/ の EULA_PLUGINS_JA.txt と EULA_PLUGINS_EN.txt、frondgrid.com/ja/legal/eula/ にも掲載)。お客様が所有または管理するコンピュータ3台までにインストールできます。WEFT で作った音楽や音はお客様のもので、どんな用途にも使えます。
- 返金: 返金は Frond Grid 返金ポリシー(frondgrid.com/ja/legal/refund/)に従います。ダウンロード製品のため、ご都合による返金はしていません。ご購入から14日以内で、動作環境を満たすコンピュータで動かずこちらで直せない場合、二重に請求された場合、ダウンロードできない場合、説明と明らかに違う場合に返金します。手続きは Lemon Squeezy が行います。
- お問い合わせ: Frond Grid メール: moonwork740 [at] gmail [dot] com。返金のご相談には、注文番号(Lemon Squeezy の領収書メールにあります)と、購入に使ったメールアドレスを添えてください。
- プライバシー: インターネットに接続せず、データを集めず、オンラインのライセンス確認もしません。
VST は Steinberg Media Technologies GmbH の登録商標です。Audio Units は Apple Inc. の商標です。