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Frond SPRIG 1.0.0 — 説明書

日本語版です。 English

SPRIG 1.0.0 · Frond Grid。DAW では「Frond SPRIG」と「Frond SPRIG MIDI」と表示されます。

1. SPRIG がすること

SPRIG は、コード進行の上にピアノのパートを作り、DAW のテンポで弾きます。いちばん上の音がメロディを歌うアルペジオ、左手の和音、ベースです。
線を描くと、メロディがその線に沿います。
同じ設定なら、毎回同じ演奏です。サイコロ(新しい種)で別のメロディになります。

形は 2 つあります。

  • Frond SPRIG:音源(Audio Unit・VST3・単体アプリ。Windows では VST3・単体アプリ)。内蔵の音色か、読み込んだ音源で鳴らし、弾いた MIDI を外へ送ります。
  • Frond SPRIG MIDI:Logic Pro 用の MIDI エフェクト(Audio Unit の MIDI FX、Mac だけ)。そのトラックの音源を SPRIG が弾きます。

SPRIG は自分で弾いて MIDI を出します。鍵盤で弾いたり変えたりするものではありません。

2. 最初の 5 分

  1. 入れたあと、DAW を一度終了して開き直してください(DAW は起動するときに新しいプラグインを探します。Logic Pro は Audio Unit を探します)。
  2. トラックに SPRIG を入れます。Logic Pro では、ソフトウェア音源のトラックで AU Instruments › Frond Grid › Frond SPRIG を選びます。Mac のほかの DAW では、音源(MIDI)のトラックに Frond SPRIG(VST3 か Audio Unit)を入れてください。Windows では、たとえば REAPER や Ableton Live で、VST3 の Frond SPRIG をインストゥルメントのトラックに挿してください。
  3. Presets(プリセット、下の写真の 3)を押し、From the videos › Bright Turnaround を選びます。進行名の下に Suggested 112 BPM(推奨 112 BPM)と出ます。
  4. DAW のテンポを 112 にして再生します。SPRIG は DAW のテンポで弾き、小節に合わせます。
  5. 下の帯(13)に、左から右へ上がっていく線を描きます。メロディのいちばん上の音が、線に沿って上がっていきます。
線を描く前(上)と、右上がりの線を描いた後(下)の帯。点線が描いた線で、メロディがそれに沿います。

テンポを合わせる理由:SPRIG は、弾くテンポに合わせていちばん速い音型を選びます。DAW のテンポが違うと、同じプリセットでも少し違う音になります。プラグインは DAW のテンポを変えられないので、推奨のテンポにご自分で合わせてください。単体アプリは、プリセットのテンポで自分で弾きます。

DAW を動かさずに聴くときは、上の再生ボタン(4)を押してください。

3. 画面

SPRIG の画面と番号。
  1. Style(スタイル):Jazz・Neo Soul・Lo-Fi。
  2. メロディの作り方:ボタンにアルペジオの名前が出ます。Arpeggio・Hook・Figures から選びます(4.3)。
  3. Presets(プリセット)。
  4. 再生・停止:DAW なしで聴きます。
  5. サイコロ:別のメロディ(新しい種)。
  6. Sound(音色):内蔵の音色。
  7. MIDI:トラックへドラッグすると、ループ 1 つ分の MIDI ファイルになります。
  8. 設定ページ:すべての設定(4.4)。
  9. 五度圏の上の進行:進行のコードがそれぞれ点になり、線が順番につなぎます。
  10. Reharm 0〜5(リハモ):段ごとに 1 つ、6 つの形です(4.2)。
  11. 進行名と推奨テンポ:押すと全部の一覧が開きます。
  12. 125 の進行:それぞれ自分の形で描いています。押すとその進行で弾きます。
  13. メロディの帯:点が 1 つの音です(弾いた所は濃く、これからの所は灰色)。ここに線を描くと、メロディがその線に沿います。右ボタンでドラッグ(Mac は Option、Windows は Alt を押しながらドラッグでも)すると消せます。設定ページの Clear line で元のメロディに戻ります。
  14. ヘルプの行:何かにマウスのポインタを乗せると、ここに説明が出ます。

窓は右下の角で小さくも大きくもできます(64% から 2 倍まで、縦横の比はそのまま)。大きさはプロジェクトに保存されます。

五度圏の読み方

Cmaj9 が鳴っているときの五度圏。
  1. 鳴っているコード:少し大きく、細い輪が付きます。
  2. そのコードの音:円の外の白い丸と、度数(R 3 5 7 9)です。メロディの音が来ると、その丸が少しのあいだ埋まります。
  3. いま鳴っている音:赤い点です。
  4. 次のコードへの線:コードが鳴っているあいだに濃くなり、切り替わるときに届きます。
  5. コード名とローマ数字。
  6. ほかのコード:形がコードの種類です。丸はメジャー、ひし形はドミナントかサス、四角はディミニッシュです。
  7. 白抜き:マイナーかサスです。

コードの外の音は、丸と丸のあいだの小さな白い輪で出ます。
五度圏のコードを押すと、テンション、ベースの音(転回)、代わりのコード、進行を変えてもそのコードを残す、が選べます。

4. 使い方

4.1 Presets(プリセット)

  • From the videos(動画の音):SPRIG の動画を再現する 8 個です。進行・リハモ・描いた線と、作ったときのテンポ(右に表示)ごと入っています。Bright Turnaround 112 · Velvet Cycle 100 · Dorian Glide 108 · Lydian Stairs 104 · Backdoor Whisper 116 · Floating Arch 112 · Chromatic Tide 120 · Sway Call 104(BPM)。
  • As they change(そのあとの変化):それぞれの動画で、あとから変わった状態です。(Subs) はリハモ 4、(Valley)・(Wave)・(Fall)・(Call)・(Steps)・(Arch)・(Rising)・(Falling) は線を描き直したもの、「+ Subs」は両方です。
  • More presets(ほかのプリセット):スタイル・進行・音色を組み合わせた 16 個です。Jazz arpeggio (default) が最初の状態です。

プリセットは全部で 48 個です。プリセットを選ぶと、Level(音量)以外のすべての設定が変わり、線を描き(または消し)、コードの手直しを消します。

4.2 Reharm(リハモ)

リハモは、同じ小節の中にコードを足します。段が上がるほど増えます。6 つの形(10)を押すか、設定ページの Reharm で選んでください。進行に足す余地がある所にだけ足すので、進行によっては 2 つの段が同じに聞こえることがあります。

4.3 メロディの作り方(上のボタン、2)

  • Arpeggio(アルペジオ、最初の設定):決まった音型でコードを弾き、いちばん上の音がゆっくり歌います。型は 16 です。落ち着いた 1〜11(上がる・下がる・山・小指・親指・アルベルティ・開いた和音・2 音の揺れ・3 つずつ回る・前奏曲・ジャズの細胞)と、超絶の 12〜16(大きな弧・滝・10 度の分散・駆け上がり・6 連の波)。Auto(おまかせ)はスタイルが選びます。Speed が 0.6 からは、Auto は超絶の型から選びます。
  • Hook(フック):短い動機を 1 つ、くり返して答えます。
  • Figures(フィギュア):メロディの音のあいだを走句で埋めます。

どれもイーブン(ハネない)のリズムです。

4.4 設定ページ(8)

設定ページ。
  1. すべての設定と、それぞれの説明 1 行。数字は上下にドラッグ、言葉は押すと一覧が出ます。
  2. Pattern(パターン)。3. Seed(種)。4. いまの 1 秒あたりの音数と、テンポ。
  3. Pattern per phrase(フレーズごとのパターン、Figures のとき)。
  4. Export(書き出し):録った演奏・音声・Save MIDI・Clear line(5 節)。
  5. Instrument(音源):ほかの音源を読み込みます(5 節)。
  6. Language(表示の言語):日本語 か EN。SPRIG は英語で始まります。選んだ言語は次に入れる SPRIG で使われ、プロジェクトはそれぞれの言語を覚えます。
  7. 設定ページを閉じます。

よく使う物

細かい物

5. DAW へ持っていく

  • MIDI(上、7):トラックへドラッグすると、ループ 1 つ分の MIDI ファイルになります。
  • Played take(録った演奏、設定ページ):DAW(または再生ボタン)が動いていたあいだに SPRIG が弾いたものを、弾いたとおりに。ドラッグして、名前に書いてある小節に置いてください。プラグインの MIDI を DAW が録らないときに使います。
  • Audio ↓(音声、録った演奏かループ):同じものを WAV で。いまの音色か、読み込んだ音源の音です。作っているあいだは % が出ます。
  • Save MIDI:ループを、選んだ場所に MIDI ファイルとして保存します。

MIDI のチャンネル:すべてチャンネル 1 です。Left sound を別にすると、左手とベースはチャンネル 2 になります。
ドラッグした WAV は、ミュージックのフォルダの「Frond Grid › SPRIG drags」に残ります(DAW のプロジェクトが使っていることがあります)。SPRIG は消しません。MIDI ファイルは DAW がプロジェクトに写します。

ほかの音源を鳴らす(Frond SPRIG だけ):設定ページの Load instrument(音源を読み込む)を押すか、.vst3(Mac では .component も)を窓へドロップします。SPRIG の MIDI がその音源を弾き、音は SPRIG から出ます。Show(表示)でその窓を開き、Remove(外す)で内蔵の音色に戻ります。プロジェクトに保存されます。

単体アプリ:左上の Options › Audio/MIDI Settings で、音の出口と、SPRIG の MIDI をほかのアプリや機器へ送る MIDI の出口を選びます。そこに出る MIDI の入力は使いません。DAW がないとき、再生ボタンは最後に選んだプリセットのテンポで弾きます(選んでいなければ 120 BPM)。

保存:プロジェクトには、すべての設定、描いた線、コードの手直し、フレーズごとのパターン、読み込んだ音源とその状態、表示の言語、最後に選んだプリセットとそのテンポ、窓の大きさが残ります。

6. 困ったとき

7. ファイルの場所とアンインストール

Mac でインストーラーが入れる物:

  • /Library/Audio/Plug-Ins/Components/Frond SPRIG.component と Frond SPRIG MIDI.component
  • /Library/Audio/Plug-Ins/VST3/Frond SPRIG.vst3
  • /Applications/Frond SPRIG.app
  • /Library/Application Support/Frond Grid/SPRIG/(この説明書の文字の版、使用許諾、第三者の表記)

Windows でインストーラーが入れる物:

  • C:\Program Files\Common Files\VST3\Frond SPRIG.vst3(内蔵の音ごと)
  • C:\Program Files\Frond Grid\Frond SPRIG\(単体アプリと内蔵の音、この説明書の文字の版、使用許諾、第三者の表記、Windows 版の補足)

アンインストールのしかたと、使ううちに SPRIG が作るファイルの一覧は、Mac は frondgrid.com/ja/support/#uninstall-sprig、Windows は frondgrid.com/ja/support/#uninstall-sprig-windows にあります。

8. 動作環境

Mac:macOS 12 以降、Apple シリコン・Intel。Frond SPRIG:Audio Unit・VST3・単体アプリ。Frond SPRIG MIDI:Audio Unit の MIDI エフェクト(Logic Pro)。Logic Pro で確認しています。

Windows:Windows 10・11(64 ビット)。Frond SPRIG:VST3・単体アプリ。Frond SPRIG MIDI は Mac だけです。

1 回の購入で、Mac 版と Windows 版の両方を使えます。

9. 使用許諾・返金・連絡先・プライバシー

使用許諾:SPRIG の使用は、Frond Grid 使用許諾契約(EULA)によります。インストーラーで表示し、入れたあとは Mac は /Library/Application Support/Frond Grid/SPRIG/、Windows は C:\Program Files\Frond Grid\Frond SPRIG\(EULA_PLUGINS_JA.txt・EULA_PLUGINS_EN.txt)と frondgrid.com/ja/legal/eula/ にあります。ご自分が持っているか管理しているコンピュータ 3 台まで入れられます。SPRIG で作った音楽(SPRIG が出す MIDI も)は、どのように使ってもかまいません。

返金:Frond Grid 返金ポリシー(frondgrid.com/ja/legal/refund/)によります。ダウンロードの製品のため、気が変わったことによる返金はしていません。購入から 14 日以内で、動作環境を満たすコンピュータで動かず直せないとき、二重に請求されたとき、ダウンロードできないとき、明らかに説明と違うときに返金します。返金の手続きは Lemon Squeezy が行います。

連絡先:Frond Grid メール moonwork740 [at] gmail [dot] com。返金のご連絡には、注文番号(Lemon Squeezy の領収メールにあります)と、購入に使ったメールアドレスを書いてください。

プライバシー:SPRIG はインターネットにつながず、データを集めず、オンラインのライセンス認証もありません。

クレジット:内蔵の音は VCSL(Versilian Studios、CC0)、Emilyguitar(Karoryfer Samples、CC0)、SteelDrum(Jeff Learman、The Unlicense)です。SPRIG のロゴを押すと全部のクレジットが出ます。同じ内容は、上のフォルダ(Mac・Windows)の THIRD_PARTY_NOTICES_SPRIG.txt にもあります。

VST は Steinberg Media Technologies GmbH の登録商標です。Audio Units は Apple Inc. の商標です。